コンドーム使用の義務化を怠ったポルノ映画制作会社に罰金刑。

引用

ポルノ俳優たちがHIVウイルスに感染したのは、ポルノ映画制作会社が彼らにコンドームの使用を義務付けなかったから。そういった理由でカリフォルニア州にあるポルノ映画制作会社が訴えられ、7万8000ドル(約800万円)もの罰金刑が同社に言い渡された。

性交時におけるコンドームの使用は、HIVウイルスをはじめ様々な性病から身を守るのに最も有効な手段である。

だが、サンフランシスコに本拠地を構えるポルノ映画制作会社「Cybernet Entertainment」は、同社の俳優たちに対するコンドームの使用は義務化しておらず、俳優らが自由に判断してよいという姿勢であった。

そうした中、同社の子会社であるポルノサイト「Kink.com」に所属する俳優2人がHIV検査にて陽性反応が出たことから、ポルノ業界でのコンドーム使用の義務化を推進するロサンゼルスのエイズ医療財団(Aids Healthcare Foundation)は、「Cybernet Entertainment」のこうした健康管理に対するずさんな姿勢を強く非難。その後の検査で、恋人同士であったこの2人がHIVに感染した原因は「Kink.com」での“仕事”よりもプライベートでの可能性が高いという結果になったものの、エイズ医療財団はその確固たる証拠がないとし、同社を訴える手続きを進めていた。

これを受け先月31日に行われた裁判で、「Kink.com」は7万8000ドルもの罰金刑が言い渡されることとなった。そのうち7万5000ドルは、親会社「Cybernet Entertainment」のコンドームの使用は義務ではなく俳優らの決断に委ねるという、いい加減な健康管理に対するものだ。

「Cybernet Entertainment」の創設者であるPeter Acworth氏はこの判決について、大袈裟なものであり、なおかつ政治的な駆け引きがあるものだと非難している。一方エイズ医療財団のPeter Melton氏は、こうした環境が原因で以前から「Kink.com」に対する苦情や訴えがあったため、今回の判決は非常に意義のあるものだと話している。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)

http://japan.techinsight.jp/2014/02/usa_porno_1402042330.html